友達がスペインに遊びに来る事になった。 飛行場に到着する時間を知らせる為に電話をくれた。 優しい友達は、 「この際何でも欲しいモノ買って行ってあげる。何がイイ?」 なんて言ってくれた。 何 で も、 と言われて、用意していた答え「冷し中華と週間文春」を 即座に闇の奥深くに葬り去った。 強欲に支配された私の頭は パニックを起こしかけていた。 何でも、だってよ。何でも、だよ。どうしよぉおぉぉぉ。 何かカネメのモノ、あ、いや、そうじゃなくて、 コッチでは手に入らない、凄い&偉いモノをオネダリしなくてはっっっ。 国際電話はとっても高い。 アセアセしながら、 欲しいモノを片っ端から頭に思い浮かべてみる。 フォンド・ボーのカレールー、お風呂の入浴剤、毛穴ケアパック、 焼肉のタレ、片栗粉、蚊取り線香...、 あぁ、せっかくの 「何 で も」を前に セコイものしか思い浮かばないっっっ!!! 隣りに居たインゴが 私の耳元でボソッと呟いた。 「♪ 麻雀セット ♪」 私の口は操り人形のようにソレを繰り返した。 友達は「了解」と言って電話を切った。 ...。 そんな訳で我が家には麻雀セットがある。 きちんとジャラジャラ出来る本格的なモノだ。 多分高いのだろうな。 しかし麻雀セットで良かったのだろうか? もっと他に有意義なモノがあったに違いないのだ。きっと。 インゴに恩着せガマシクする為にもブツブツ文句を言ってみた。 あぁ、でも、大学で鍛えたミラクルツモの右腕がウズウズする。 そして最近の我が家、すっかりインゴに調教されたミシェルとマークを交えて、 立派にツツガナク家族麻雀を楽しめるようになりました。 (若干国際ルールを採用) ここに感謝の気持ちを込めて。 マリコさん、ユキ、トモコ、ミヤちゃん、さえちゃん、 本当にどうも有難うっっっ!!! |